動画もたくさん!本場ハワイで行われるハワイアン・フラの祭典

フラダンスに限らず、成果を発表する場があればやる気が出ますよね。フラダンスにはコンペティション、つまり競技会が存在します。それと同じぐらい非競技制の大会も数多く開催されています。動画配信やDVDもありますので、興味があれば一度見てみるのもいいでしょう。

フラの祭典と言ったらこれ、メリー・モナーク・フェスティバル

メリー・モナーク・フェスティバルは毎年ハワイ島のヒロ市で行われている、フラダンス最高峰との呼び声すらある、本場ハワイでも最大級の大会です。

3月下旬から4月上旬に一週間の期間で開催され、開始はイースター・サンデーからとなっています。コンペティションの他、パレードやコンサート、クラフトフェアといったハワイアンイベントが同時に行われて、街全体を包み込む盛大なフェスティバルになります。その中でもメインとなるのは、やっぱりフラの大会です。

ホイケ(発表会)としての前夜祭を含めて4日間もの長丁場で行われるもので、エディス・カナカオレ・スタジオで行われます。水曜日はハワイ州だけにとどまらず、西海岸を中心とした全米と世界各国のハラウが、競技としてではなく発表の場、交流の場としてフラを演出します。この日だけは入場無料で、一般の人も大勢フラを見にやってきます。

木曜日は女性ソロのフラ・コンペティションが行われます。この競技会での優勝者には、その年の最も優れたフラダンサーの証として『ミス・アロハ・フラ』の称号が与えられます。金曜日と土曜日はグループでの競演で、金曜日は古典である『フラ・カヒコ』のコンペが。土曜日は現代的で日本で一般的にイメージされる『フラ・アウアナ』のコンペが行われます。

フラは歴史上、キリスト教の宣教師によって禁止されていた時期があります。メリー・モナーク・フェスティバルは、その時代にフラを復活させたカラカウア王が『陽気な君主(メリー・モナーク)』と呼ばれていたことから名付けられたもので、フラを嗜む人にとって、カラカウア王がどれだけ大きな功績を残したかを今に伝えています。

1963年に始まった大会は、当初は発表会があるだけでした。1971年の開催から、審査員によって点数がつけられる今の競技会形式になりました。その頃から次第に規模が大きくなり、フラ音楽とダンスだけを対象としたものではなく、パレードやミュージカルを含めた総合的な祭典になり、今の形になります。もしかしたら今後、更に多くのものを取り込み、大きくなるかもしれませんね。

多くの大会がそうであるように、メリー・モナークも年に一度の開催です。フラガールの憧れですので、出場しなくとも現地の会場で直接鑑賞できたら最高でしょう。ですがハワイだけでなく日本を始めとした世界からも注目を集めるビッグイベント。チケットを手に入れるだけでも相当な苦労が必要になります。そこをくぐり抜けたとしても、会場となるエディス・カナカレオ・スタジアムは屋根こそあるものの吹き抜け構造になっていて、夜になってからの冷え込みは厳しいものがあります。雨風が加わればその寒さは更に厳しくなるでしょう。椅子に座っていられるとはいえ、1日6時間、ずっと観戦するというのも意外と体力を消耗します。

フラを嗜むなら一生に一度だけでも、会場で見たい、雰囲気に触れたいという気持ちを抱く人も多いでしょうが、事情が許さないという人もまた、多いかと思われます。そういった方々には、自宅で鑑賞する方法がある、という事だけでも知って頂きたいです。まずはライブストリーミング。いわゆるインターネット中継というものです。大会の様子を生放送している現地ハワイの地元テレビ局『KFVE』は、インターネットでのライブ中継も同時に行っています。残念ながら地元局の配信なので、インターネット上の表記は全部英語になっています。それでも、リアルタイムで現地とつながる感覚は熱量すら伝わりそうに感じるほど。是非一度チャレンジしてみてください。

もう一つが、日本でも販売されているDVDを購入するという方法です。メリー・モナーク・フェスティバルは現地でも長丁場のイベントです。日程の都合で何日か行けなかった、チケットが取れなかったという日もあるでしょう。ライブストリーミングであっても仕事で見れない、寝てて途中を見逃したという事は少なく無いでしょう。

そういった方々は、日本語のブックレットも付いた日本国内販売のDVDがお薦めです。ブックレットには会場で販売された大会プログラムの内容を訳したものが記載されています。曲の意味を理解しながら鑑賞できるので、まずはここから入るのも良いかもしれませんね。

あれ、この木ってもしかして?プリンスロット・フラフェスティバル

先ほど紹介したメリー・モナーク・フェスティバルは、ハワイのヒロ島では最大規模の、歴史的にも有名なフラ・コンペティションです。ですがもう一つ、メリー・モナークとは別の大きなイベントが、同じハワイのオアフ島で毎年開催されています。それがこの、非競技会形式のフラ・フェスティバルとしては最大規模を誇る『プリンスロット・フラフェスティバル』です。

始まったのは1978年、近々40回にも届こうかという歴史を持つこのイベントは、モアナルアガーデンという場所を会場として使用しています。オアフ島ホノルルにおいて、ハワイの歴史と文化を伝えてくれる最も美しい場所の一つとされ、かつてはクムフラフラを教える場所だったのが、このモアナルアでした。一時期フラが禁止されたことがあるのはメリー・モナークの時にも書きましたが、この地でフラを復活させたのが『ロット・カプアイワ王子』です。

後にカメハメハ5世として君臨した彼が好んだレクリエーションスポットがこのモアナルアであり、今でも敷地内にはロット王子の夏の別荘が遺されています。そして彼の王子に敬意を示し、名前を冠したのがこの大会になります。余談になりますが、このモアナルアガーデンは『この樹なんの樹』『日立の樹』として有名なモンキーポッドという樹があることでも知られています。植物園だったことから珍しい樹木や草花が数多く見られるのも特徴です。

出演者には名だたるハラウフラがその名を連ね、古典フラの『フラ・カヒコ』、モダンフラとも呼ばれる『フラ・アウアナ』のパフォーマンスを繰り広げます。この時出演者は、『パフラ』と呼ばれる現在ハワイにおいてもわずかしか遺っていないマウンド上にて踊りを披露します。フェスティバル当日は、ハワイのローカルフードや軽食が終日販売されているだけでなく、限定版のTシャツにお土産用のパッチなど、物品の販売も数多く行われています。

これらの売り上げは全て大会の開催費用に充てられる計画になっています。会場そのものへの入場料は無料になっていますが、代わりにパッチの購入という形で主催企業であるモアナルアガーデン剤電への寄付を募り、大会開催の基金としています。ハワイ在住者はもちろん、観光客の参加も歓迎されています。

ビーチチェアやビーチマットなどのくつろげるアイテムを持参して、モンキーポッドの木陰で快適に過ごしながら、フラをはじめとした催し物を楽しむ人も大勢いるとか。非競技会形式の大会だからこその、固さのない雰囲気が醍醐味なのかもしれません。公式ホームページは英語ですが、日本語ページもpdfで公開されています。ライブ配信された動画も置かれていますが、ハイライトではなく全公演の録画なのでかなりの長時間になります。

日本人のためのフラの祭典?フラ・ホオラウナ・アロハ

↓こちらは、フラロハ・エルアという、別の大会です。

ここまでに紹介してきた2つは、世界でフラを嗜む人なら知らない人は居ないと言い切れるような、最大級の大会でした。ですが次に紹介するフラ・ホオラウナ・アロハは、もしかしたら世界ではあまり知られていないかもしれません。何故なら『日本のハラウのための、ハワイで開催される、フラだけのフェスティバル』だからです。とはいえ、他の国の人の参加を受け付けないというわけではありません。あくまで日本のハラウに向けたサービスが充実している、という話です。

例えば、この大会もハワイで開催されるフェスティバルですが、出発前の準備から現地滞在中まで、日本語でのサポートが常時受けられます。本場ハワイで行われるフェスティバルとしては、なかなかに珍しいですよね。フラは神との対話を行う神聖な儀式であり、同時に歴史や神話を次の世代へと伝える情報伝達のツールという一面もありました。男性だけが踊る『フラ・カヒコ』から女性が目立つ『フラ・アウアナ』の時代になっても、この本質は継承されています。この精神性の高さから、フラを通して癒しやリラクゼーションを得るという人も、徐々にですが増えています。

大会名であるフラ・オホラウナ・アロハは『フラ・本質の継承』『フラを通じての愛と友情』という意味です。フラという文化を通じて、日本とハワイが強い絆で結ばれることを願ってつけられたそうです。プロにアマチュア、経験や年数、年齢を問わず、フラの本質を追求する人なら誰でも参加できる大会です。コンペティションは、ハワイの緑が映えるアウトドアステージで行われます。

ザ・ロイヤル・ハワイアンのココナッツグローブを舞台に、著名なクムフラが厳正なジャッジを行う、格調高い競技会です。ハワイのハラウが行うカヒコのパフォーマンスやハワイアン・ミュージシャンの出番もあって、華やかな空気と音楽、日本とハワイのフラウが互いに洗練してきた演技で競演します。カテゴリーは年齢別、各部門2エントリー以上で成立となっていて、グループなら3名から参加可能ソロなら年齢性別関係なしです。自分の演技を撮影したDVDを記念品として一枚貰えるので、後の練習にも活かせます。

エキシビションとしてホイケも開催していて、こちらは地元の人の前で気持よく踊れると評判です。フラを学び、楽しんできた人達が、日頃の成果を発表する晴れ舞台です。地元ラハウの出演やハワイアン・ミュージックのライブも行われるので、一日中フラ三昧を味わえます。

他にもワークショップやパーティも開催されていて、フラの楽しさ、その本質を全身で感じられる祭典になっています。公式ページにて、ホイケやコンペティション、ワークショップの様子を映した動画が配信されています。興味があれば、是非その雰囲気を感じてみてください。

日本大会もあるハワイ島のフラ大会 モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル

毎年11月に、ハワイ島のワイコロアリゾートで開催されている大会がモク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバルです。この大会への出場権を賭けて、日本でも同名の大会が行われています。ハワイの文化を通じ、自然をはじめとした人々の営みに関する『あらゆる事柄の学びの場』として行われている祭典です。

大会名称はケアヴェの島、ケアヴェの土地という意味です。かつてハワイ島を統一していたとされる一族の名前としてハワイでは知られていて、ハワイ島を語る上で一番古い名前でもあります。日本では宮崎県が開催地になっています。モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバルin宮崎は、宮崎から世界に向けて発信する、異文化交流の模範でありたいという願いの現れでもあります。残念ながら公式サイトには動画がありませんが、動画配信サイトなどではその様子を映したものがアップされています。

まとめ

フラダンスのイベントは毎月行われているため、ちょっとフラダンスを見てみたいなと思った時に、近い日時にフラダンスのイベントがやっているはずです。イベントに行ってフラダンスを見てみてください。

フラダンスのイベントには参加型の催しをやっているものもあり、時にはイベントで招待されているアーティストの演奏でフラダンスを踊ることができるかもしれないので、フラダンスをやっているという人は積極的にイベントに参加してみるのもいいかもしれません。ハワイからのミュージシャンを呼んで開催されるハワイアンミュージックのあるイベントでは、ハワイのショップや食べ物を楽しむこともできるため、子どもを一緒に連れてハワイの文化に触れさせてあげたいという親御さんがイベントに参加することもあるようです。

こうした大きなイベントの他にもフラダンスの講師や、レッスンを行ってくれるワークショップもあるため、フラダンスを習いたい人や上手くなりたい人、趣味でやってみたいという人も、ワークショップでフラダンスのことを楽しく習うことができます。

 

 

 

 

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