フラダンスに欠かせない正式な装束、パウスカートとは?

フラダンスを踊る時に着るスカートを、パウスカートと呼びます。生地や種類、ゴムの数によって揺れ方や見せ方が違ってきて、腰の動きが重要なフラダンスでは大きな役割を果たします。

フラダンスで使うスカートはパウスカート

パウスカートについて

 

フラダンスは腰の動きがとても大切な要素になっています。

その腰の動きを強調するのがこのパウスカートです。

ウエスト部分にゴムが数本入った、ボリュームたっぷりのギャザースカートになります。

ゴムの部分を腰骨に合わせて着用するのですが、スカート丈が70〜75cmと、日本人の身長からするとやや長めになっていますね。

色は南国らしいカラフルなものが多くて、柄もトロピカルな花やリーフ、伝統的な模様と扱われるモチーフが豊富で、これだけでも目移りしてしまいそうです。

動き方の違い

生地や作り方の種類でも動き方に違いが出てきます。

揺れ方はゴムの本数が少ないほど大きく、美しく動きます。

アウアナでは3本ゴムがよく使われて、中には1本ゴムで踊ってダイナミックな動きを見せる人もいます。

激しい踊りなら4本ゴムを使うことが多くなります。

しっかりと固定できるので、激しい動きでもずれません。

ちょっとした豆知識ですが、フラはもともと神様に捧げる祈祷でした。

正式な装束になるパウを足から『履く』のは失礼にあたるので、頭から『着る』のが正しいそうです。

パウスカートの種類や生地

パウスカートの種類

パウスカートの種類は豊富です。

4ヤードの生地を使ったレギュラータイプである『シングル』、

4ヤード生地を2種類使って2重に重ねる『ダブル』、

ダブルより短くスカート丈の中央部まで重ねる『セミダブル』、

スカート丈の2分or3分の位置で無地生地とハワイアン生地を切り替える『切り替え』、

ウエスト部分で折り返し部分を外側に出しフリル状に仕上げる『フリル』、

裾に別の生地を円状に縫い付ける『ポエポエ』、

4ヤードの生地を2重に重ねる『リバーシブル』、

裾に好きなバイアステープを縫い付ける『パイピング』、

裾にフリルを縫い付け花びらのように仕上げる『リヒリヒ』、

スカート中央部辺りからフリルで切り返す『ティアード』。

簡単に分類するだけで、これだけの種類があります。

パウスカートの生地

生地も、ハワイアン生地無地グラデーションパラカオーガンジーなどがあります。

生地と種類の組み合わせでだけでも何通りものパターンがあって、更に柄や色のバリエーションが加わってきます。

ゆったりとしたフラダンスの中で、もしかしたら一番大きく動く部分かもしれないパウスカート。

これだけ多くの組み合わせがあるなら、あなたにとってのベストがきっと見つかりますよ。

手作りのパウスカート

パウスカートはそこまで複雑な作りをしているわけではありません。

実は直線縫いで作ってしまえます。

ミシンに自信があるという方は、チャレンジしてみるのも面白いですよ。

生地選びのポイント

まず、使う生地から選びます。

パウスカートは基本的に4ヤード約3.6mの生地を使って作ります。

約4.5mになる5ヤードの生地を使うという人もいますから、この辺りはお好みです。

ただ、当然生地が大きいほどお値段もかかりますので、その点だけはご注意ください。

丈は大人用のパウスカートなら65cmから80cm程の長さが一般的です。

とはいえせっかく自作するのだから、自分の身長や体型にぴったりになるよう作りたいですよね。

上に書いた数字はあくまで参考程度と考えてくださいね。

縫い方のポイント

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最初の段階として、ロックミシンを持っている人は生地の外周をジグザグ縫いして、ほつれないようにするとより安心です。

やらなくてもすぐにほつれるようなことはないので、必須というわけではありません。

実際ハワイで自作されている人も、あまりやってないみたいです。

次に、生地を中表にして合わせながら、端と端を縫い合わせます。

このときゴムを入れるウエスト部分は縫わずに、そのままの状態にします。

その他、パウスカートの裾部分を三つ折にして縫製して、次の段階へ移ります。

ゴム入れのポイント

ですが、移る前に重要なポイントを1つ。

パウスカートはウエスト部分にゴムを入れる作りになっています。

つまり、ゴムを入れることで丈が縮まるわけです。

あらかじめその分の余裕を持たせておかないと、予定より丈が短い仕上がりになってしまいます。

ゴムを入れることで縮む割合は、生地の厚さやゴムのコール数、ゴムの長さによって違ってきますので、いくらと明確な数字は出せません。

大まかな目安になりますが、一般的に使われる8コールのゴムで、ゴムを入れる部分の間隔を2.5mで縫製したと仮定すると、およそゴム1本につき1cmほど縮みます。

実際に作りたい丈の長さに、入れるゴムの本数×1cm分の余裕を持たせて作ってみてください。

縫込みのポイント

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次の段階は、まず折り返しの部位にアイロンをかけてから、ウエスト部分の縫込みに入ります。

パウスカートの一番上、2cmほどの耳を残す場合が多いのですが、この長さはお好みで。

ゴムを入れる間隔を2.5cmにした場合、2cmから3cm程度の間隔で縫っていくといいバランスになります。

ウエストのゴムを3本にするなら6周分、4本にするなら8周分直線縫いを行えばOKです。

2.5cm間隔がバランスがいいと言いましたが、2,5cmと決まっているわけでもなく、同じ間隔で縫わなければいけないというわけでもありません。

出来上がりの寸法に合わせて微調整をかけてもらえれば一番いいですね。

教室によっては先生からサイズの指定があるかもしれませんから、作る前に一度、教室の先生に相談してみるのがいいかもしれません。

作ったスペースの数だけゴムを入れたらあと一息。

ゴム入れは全部のゴムを同時に通すと後々が楽です。

長い針金を使えればベストですが、なければワイヤーハンガーを解いて使うと便利ですよ。

ゴムの端と端を結び、ウエスト部分にギャザーができるようゴムの張りを均等に調整していきます。

ある程度出来上がったら自分で着てみて、その状態でウエスト周りの最終調整です。

それが済んだら、ゴムの結び目を生地の中に入れて完成です。

子供用にも

この作り方、もちろん子供用にも応用が可能です。

ケイキ用パウスカートと言われている品になりますが、子供はすぐに生長するので、手作りが経済的ですね。

生地の大きさは幼児から小学校低学年ぐらいなら1.8ヤードから3ヤード。小学校高学年になる頃だと、3ヤードから大人と同じ4ヤードぐらいが目安になります。

ゴムの数は大人用から1本ほど少なくするぐらいでちょうど良くなります。

丈は子供の身長に合わせることになりますが、おおよそ身長の4割ぐらいの長さにするとバランスが取れる場合が多いですね。

激安で買える場所

価格は一昔前なら1万円台が相場だったそうですが、激安ショップなら3千円台のものもたくさん見かけますし、自分で作るのならもっと安くなるかもしれません。

もちろん、長く使うつもりなら費用をかけたものの方がいいと思います。

パウスカートを買うなら、注意したいポイントは2つです。

体型に合ったものを

1つ目は自分の体型に合わせた丈を選ぶということです。

これは子供だけでなく大人もです。

最初にも少し書きましたが、一般的なパウスカートは70cmから75cmの丈で売られています。

ですがこの丈は、ハワイでの基本サイズになる30インチが基準になっています。

日本人の身長や体型では、ぴったりとはなかなかいきません。

そこで、オーダーメイドでスカートを作ってくれる店を選びましょう。

通販サイトでもサイズを指定すれば、その通りに作ってくれるところが増えています。

既成品をそのまま使うのと比べれば、格段に見栄えが良くなりますよ。

ウエストゴムの本数

2つ目はウエストゴムの本数を選べることです。

スカートのゴムの本数は、そのまま腰のホールドに影響します。

本数が多いほど激しい動きでもずれないため、日本では4本ゴムが一番人気です。

ですがハワイでは3本ゴムが一般的ですし、フラダンスの教室によっては1本ゴム2本ゴムなど指定される場合があります。

教室が推奨する仕様と本数が違うと、みんなで踊ったときに自分のスカートだけ動きが違って見えてしまいます。

ゴムの本数を選べるパウスカートを買っておけば、そうした状況にも対応できます。

パウスカートの需要

最近ではフラダンス教室も増えてきて、日本のフラダンス人口も女性を中心にどんどん増えています。

そのためパウスカートを扱っている店も増加傾向にあり、特に通販サイトでは大手だけでなく激安をうたうショップでも売られています。

反面、実物を目で見て確認できる店舗販売はまだまだ都市部にあるのが大半で、地方ではちょっと遠出を強いられる場合が多くなり、自然と通販サイトに頼ることが多くなりそうです。

最近ではかなり少なくなりましたが、昔は通信販売を頼んだらカタログとは似ても似つかない物が届いた、なんてこともありました。

そうした事態を避けるためにも、オーダーメイドできること、ゴムの本数を調整できること、この2点はなんとか押さえておきたいところです。

まとめ

パウスカートについての大まかな説明と、種類や生地、簡単な手作り方法、相場や購入時のコツについて書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

パウスカートはフラダンスの衣装の中では基本と言われているもので、個性やセンスが現れる部分です。

色や柄が豊富で、腰の動きを魅力的に見せるためにギャザーがあって、膝下まで届く長いスカート丈がゆっくりとした中にダイナミックな動きを見せ、優雅さと華やかさとを兼ね備えた、まさにフラダンスのために作られた衣装です。

練習用と言われることもありますが、だからこそしっかり体に合ったものを選びたいものです。

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