フラダンス上級者だからこそ知っておきたいフラのこと

フラダンスをやっているなら一度は、していない人からフラダンスって何?といった質問をされたことがあるのではないでしょうか?そこで、今回、フラダンスをやっているなら知っておきたいことについて紹介します。

フラとは?

フラの定義

 

まず、フラダンスをやっているならフラとは何のことか知っていますよね?

フラhulaと表記され、ハワイで親しまれている伝統的で、詩歌に合わせてダンスをするための音楽のことです。

日本では一般的に、フラダンスという呼び名で親しまれていますが、フラダンスの本場であるハワイでは、フラ踊りを意味しています。

そのため、フラの一語だけで、フラダンス自体のことを意味しており、ダンス詠唱歌唱演奏の全てが含まれています。

フラダンスの特徴

そんなフラは、他のダンスでは見られない特徴があります。

ダンスは音楽に合わせて踊ることが基本です。

フラダンスもまた、音楽に合わせてダンスを踊るのですが、フラダンスの場合は、音楽だけではなく、にも合わせて踊ります。

これこそがフラダンス特有の特徴です。

これについてはフラダンスをしている人なら当たり前のように知っている人もいます。

なぜならフラダンスではダンスの練習を始める前に歌や祈りの言葉を覚えることから始めるからです。

このことからフラダンスではダンスだけでなく歌と詩も大切な存在であることがわかるかと思います。

チャンティングの重要性

中でも詩歌が重要であることを象徴している例があります。

フラダンス界では有名である人間国宝のジョージ・ナオペは、3歳からフラダンスを始めて、12歳までの9年間は、チャンティングだけをしていたと言われています。

チャンティングとは詠唱で、詩歌であるフラに節をつけながら歌うことです。

つまり、フラダンスにおいて、それほどまでに詩が重要視されているのです。

チャンティングを積み重ねることで、フラをよりよく理解することができるようになります。

そのため、フラをやっていて、最近伸び悩んでいる方やうまく踊れない方は、一度、初心に戻ってチャンティングを何度も繰り返ししてみるのも良いかもしれません。

なぜここまでチャンティングが重要とされているのかと言うと、フラダンスは、文字を持たなかった時代に、神への信仰の表現出来事について、踊ることによって後世の人に伝えていたことから広まったと言われています。

そのため、踊ることが重要なのではなく、伝えることに重きを置いていたからです。

そのため、現代のフラダンスでも詩、歌、ダンスの3つ一体になることが大切とされています。

フラダンスの歴史

フラの発祥は、ハワイで踊られていることからハワイだと思っている方も多いのではないでしょうか?

フラダンスの発祥地

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実は、発祥地は明確ではなく、いくつかの説があります。

そのうちの一つには、もともとハワイアンは、現在のハワイではなく、ハワイも含まれるポリネシア圏マルケサス諸島タヒチから渡ってきたとされている説があります。

また、フラダンスの伝説に、女神ラカモロカイ島カアナで初めてフラを踊ったともされる説もあります。

神聖な意味合いを持つフラダンス

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そして起源は先程も少し触れたように、フラダンスとは、文字という概念がなかった時代に、後世に神様への信仰や出来事について踊りによって伝えることを目的に広まったものです。

そんなフラダンスは、世界一美しいダンスとも言われていますが、実際にその通りで、踊りだけではなく、神様や自然への感謝の気持ちと祈りを大切にして踊りに祈りなどを込めているからです。

そのため、昔は、神に捧げるための神聖なものとして扱われていました。

現在では、娯楽として踊られることもありますが、以前は儀式の一部だったようです。

そのため、誰でも踊れるものではなく、選ばれた者だけが踊ることのできる特別なダンスでした。

先ほども少し出ましたが、フラダンスを初めに踊った人物は女神ラカと言われており、フラダンスの守護神とされています。

現在では、そんなフラダンスの守護神女神ラカを祀っているフラダンス学校がたくさんあります。

そして近代に進むと、フラダンスは一度大きく衰退をします。

アメリカからきたキリスト教の宣教師が、神や自然を崇拝しているフラを脅威とし、フラダンス禁止令を出したことで、約50年間ほどの間、フラは表舞台から姿を消しました。

その50年間のうちに、ハワイの人は踊るのを止めただけではなく、ハワイ人特有の名前もアメリカ式に名前を変え、本来の名前を隠しながら生きていくようになっていました。

フラの文化の復活

しかし、そんな状況からフラを救ったのが「陽気な王様」の愛称で親しまれていたハワイ王国7代目君主デイヴィッドカラカウア王です。

彼は、キリスト教によって排除させられたフラの文化に対して、ハワイ固有の文化であるとし、復興を望み、フラダンサーを宮殿に住まわせたことが、衰退していたところからフラダンスがもう一度復活することへのきっかけとなりました。

そして現在では、世界各地でフラダンス競技会が行われることがありますが、それは、復活後、衰退してしまったフラの人口を増やすために競技会を取り入れたとこからフラダンスが競技化したとされています。

競技会をこなしていく中で、フラダンスにはカヒコアウアナといった大きく2種類に分けられるようになりました。

フラダンスの種類

次はフラダンスの種類について紹介していきます。

先程も軽く登場していましたが、フラダンスは大きく「カヒコ」と「アウアナ」の2つに分けることができます。

カヒコ

カヒコとは、ハワイの言葉で「古代の、古い」といった意味を表し、昔からあるフラで、神や自然への信仰を伝えるダンスといった宗教的意味合いが強いものでした。

そのため、カヒコで使われる詩歌にはハワイの歴史や文化神や王大地や自然への詩が多くあります。

そんなカヒコでは、パフイプという楽器を使い、奏でられるリズムに合わせてフラを踊ります。

宗教的な意味合いがあったように、カヒコはマラエに奉納されることがあり、現在では女の人の姿を見かけることが一般的となっていますが、本来は選ばれた男性にしか踊ることが許されていないダンスでした。

カヒコでは、時間が過ぎていくとともに女性でも踊ることが許されるようになりましたが、化粧やアクセサリーといった制限があったこともあり、アウアナに比べると衣装はシンプルなものになっています。

アウアナ

一方で、アウアナは、現代の多くの人が抱いているフラダンスのイメージでもある男女の愛などの要素が含まれるフラのことです。

アウアナはハワイの言葉で「正道をそれる、さまよう」という意味を指しています。

カヒコに比べると新しく、歌にハワイアンソングが取り入れられたり、和音を出すことのできる楽器を使用したり、以前からあったカヒコのフラから逸れて登場した新しい形式フラダンスのことを指しています。

また、フラと言えば、ウクレレというイメージを持っている人も多いと思いますが、ウクレレやギターなどの和音を奏でる楽器で演奏し、そのリズムに合わせて踊ることは、アウアナの特徴でもあります。

カヒコが宗教的な踊りとすれば、アウアナは人に見せるための踊りという表現をすることもでき、アウアナでは、カヒコに比べると優雅に踊り、衣装も鮮やかなものが用いられます。

また女性以外にも男性や子どもが登場したりと、レパートリーに縛りがなく、現在でも新作が作られ続けています。

フラダンスのステップ

最後に、フラダンスでは最も基本となり、かつ上級者でも大事にしているカホロというステップについて紹介します。

このカホロのステップでは、足とつま先・かかとの動きに加えて腰の動きも大事になってきます。

ステップの基本

まず、カホロは4拍子×2で一つのステップとなっています。

右に4拍子進み、次の4拍子で左に進み、元の位置に戻ってくるようになっています。

では足、つま先・かかと、ヒップの順に紹介していきます。

まず1のステップでは、右足を右にひらきます。

2のステップで左足を右に移動し、右足の隣に揃えるようにします。

3のステップでもう一度右足を右にひらきます。

そして4のステップで左足を右足の隣に揃えるように移動させるのですが、つま先だけを地面にくっつけるように移動します。

ここまでは右に行く工程でした。

5のステップからは左に移動していきます。

まず、左足を左にひらきます。

6のステップで、今度は右足を左の隣に揃えるように移動させます。

7のステップで、もう一度左足を左にひらきます。

そして最後に8のステップで、右足を左足の隣に揃えるように移動しますが、つま先だけが地面にくっついているようにします。

ここまでがカホロの足のステップです。

前半のステップと後半のステップは、右と左に行く方向が異なり、やることが左右反対になった動きをしているだけです。

そして、この足のステップはフラダンスを踊る上で基本中の基本となりますが、上級者になってくると、このステップにつま先とかかと、ヒップをタイミングよく組み合わせることでより綺麗なステップを踏んでいます。

つま先とかかとの動き

そして、次につま先とかかとの動きですが、できるだけ地面から離れないように張り付いた動きをすることが大切です。

そのため、足を上げるときはつま先が地面に残るようにし、足を下ろす時は、最初につま先から入り、張り付くように下ろすようにします。

ここまでがつま先・かかとの動きのコツとなります。

ヒップの動き

そして最後に、上級者としてフラを踊るのであれば、足の動きに加えて、ヒップの動きもできるようにします。

ヒップの動きは、1のステップの時に、一番左上に持ってきます。

そして2のステップで一番右上、3のステップで一番左上、4のステップで真ん中、5のステップで一番右上、6のステップで一番左上、7のステプで一番右上、そして8のステップで真ん中に来るように動かします。

イメージは∞の文字を書くように動かします。

最初は、ステップ毎にヒップが動かせるようにしていきます。

慣れてきたら、ヒップの動きが止まってしまわないように滑らかに動かせるようにしていきます。

そうすることでより、足のステップとともにヒップの動きがより綺麗に見えます。

ヒップの練習は、最初はどうしてもぎこちないものになりますが、何度も繰り返し、自分のヒップの動きや他人のヒップの動きを見ながら、参考にし、動きのイメージを掴んでいくことが大切です。

まとめ

今回、フラダンスの初心者向けではなく、上級者向けの知っておきたいことについて紹介しました。

フラダンスは世界一美しい踊りと言われています。

ダンスの動きが美しいだけでなく、詩とリズムに合わせて踊りながら、歴史や文化、神や自然への信仰といったものを伝えるために踊られてきたという歴史背景自体にも美しさがあるように感じられます。

そんなフラダンスでは、ダンスよりも詠歌が大切とされており、チャンティングだけに何年も時間をかける人がいるほどです。

そしてフラダンスを始めた人の中には、こんな歴史や文化背景を知らずに始めた方も多いのではないでしょうか?

フラダンスを踊ることを目的に始めた人のなかには、詩の重要性を理解していないまま踊りをしている人もいるかもしれません。

そういった人や伸び悩んでいる人は、ダンスの練習ばかりではなく、もう一度初心に返って詩歌のチャンティングの練習をしてみるのも良いと思います。

チャンティングを積み重ねることで、よりフラダンスの本質を理解することができ、楽しむことができるでしょう。

最近では、ハワイだけでなく世界中の色んなところでフラダンスが踊られるようになってきています。

それは日本も同様で、日本でもフラダンスの教室が開講されています。

カヒコとアウアナのどちらかのダンスに特化していたり、ステップに重きを置く教室やチャンティングを中心に行う教室など教室によって行っていることがそれぞれ違います。

そのため、フラダンス経験者のあなたが改めてフラダンスに取り組むための教室は日本でも探すことができます。

あなたが求めている特徴に合った教室を探して、通ってみてはいかがでしょうか?

 

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