コメント大歓迎!

フラダンス楽器:その他の楽器

別ページで紹介したようにフラダンス用の主要な楽器は「イプヘケ」「イプ」「ウリウリ」「プイリ」です。しかし、それらの他にもフラ楽器は存在します。ここでは「プーニウ」「イリイリ」「カラアウ」「パフ・フラ」「プー」「オヘ・ハノ・イフ」を紹介します。

プーニウ(プニュウ or プニウ)(pūniu)

https://www.alohahulasupply.com/Store/Details/puniu-13203

「プーニウ(プニュウ or プニウ)(pūniu)」、これはウリウリと同じくココナッツの実を材料とし、実をサメの革で磨いたあと、ククイの油で更に磨くことでつやつやとした光沢が出ます。これに牛の革を張る事でドラムのような打楽器となり、完成したプーニウにつけた紐でダンサーの足に取り付け固定し、ティーの葉を乾燥させた紐で叩くことで音を鳴らします。また磨いたココナッツの殻を半分にして片手に1つずつ持ち、シンバルのように打ち付ける事で音を鳴らす楽器として「ニュウ(niu)」もあります。

プーニウのビジュアル動画

https://www.youtube.com/watch?v=PsxF4Ofp8u8

イリイリ(`ili`ili)

画像出所:http://www.hulapreservation.org/Visuals/IliiliHandPosition2%20b.jpg

「イリイリ(`ili`ili)」、意味は「たくさんの小石」であり、これは楽器としては非常にシンプルです、両手に2つずつ小石を持って4つ1セットでカスタネットの要領で打ち合わせることで音を出します。持ち方は親指と人差し指で1つ挟み、中指と薬指でもう1つの石を挟みます。

イリイリ解説動画

https://www.youtube.com/watch?v=oFyLmpuZDKo

カラアウ(kala’au)

そして「カラアウ(kala’au)」、これは木の破片や木の棒を2つ持って叩くことで音を鳴らす楽器で、プイリとは別の楽器として扱われます。

カラアウの解説動画

https://www.youtube.com/watch?v=GyNrHWkr4-U

パフ・フラ(pahu.hula)

https://www.blackpearldesigns.com/products/hawaiian-pahu-drum

中には現代フラへと移り変わる時代で忘れ去られてしまったものもあります。まずは「パフ・フラ(pahu.hula)」、パフはドラムの意。これはチャンターが使う太鼓であり、ココヤシの木を材料として中をくり抜き、サメや牛の革を張って作られています。外観のイメージとしては短い丸太の上に革が張っており、下には籠のような土台が取り付けられているといったもの。似たような打楽器であるコンガやジャンベ同様両手で叩くことで音を出します。

パフ・フラの解説動画

https://www.youtube.com/watch?v=VLEtUgyJJRI

プー(プウ)(pū)

https://i.pinimg.com/originals/5a/9c/6f/5a9c6f231c41911dc343be42b9cb6c30.jpg

最後に「プー(プウ)(pū)」、巻き貝を使った楽器でイメージはそのまま日本の法螺貝(ほらがい)。戦国時代の合戦時に吹くものをイメージして下さい。大きさとしては法螺貝よりは小さめですが、その小ささからは想像もできない音が鳴り、3km先まで音が聞こえると言われています。元々は儀式の開始の合図に吹くもので、この点も日本の法螺貝に通じるところがありますね。

プーを吹く男性の動画

https://www.youtube.com/watch?v=w-T7lnw_auY

オヘ・ハノ・イフ(ohe Hano Ihu)

https://keolamagazine.com/music/hawaiian-nose-flute/

他にもちょっと特別なハワイ特有の楽器として「オヘ・ハノ・イフ(ohe Hano Ihu)」というものがあります、これもプーと同じく鼻笛というもので、外観や使い方のイメージはフルートが近いです。この楽器は恋人相手に使われていたという楽器で、鼻を当てる部分と指を当てる部分の計3つの穴が開いています。恋人への愛を伝えるための楽器であり、演奏スタイルもハワイのキスを思わせるもので、軽く息を送ることで軽やかな音色を響かせます。

オヘ・ハノ・イフを吹く男性の動画

https://www.youtube.com/watch?v=sSPCsoMQgP0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です