カオとはフラダンスのなかでも重心移動するうえで大切な動きの基礎となるステップです。カオは、足の動きに加え、腰を8の字(あるいは無限大∞)のように動かすステップであるため、女性らしい動きであることが特徴的です。練習を始めた当初は足と腰を綺麗に動かすことが難しいので、滑らかで綺麗な動きができるようになるまでは、何度もカオの練習をするようにしましょう。
そんなカオの詳しいステップの仕方ですが、まず、フラダンスの基本姿勢の状態から入ります(基本姿勢から始めるのは他のステップにおいても言えることです)。
そして基本姿勢から中心にある体重を片足に移動させていきます。体重を片足に移動していくことで、体重がかかっていない反対の足のかかとを浮かすことができます。そして、かかとを足の平の3分の2ほどあげます。また、かかとをあげる際に肩が動かないように膝を曲げることを意識してかかとをあげていくようにしましょう。そして今度は、体重を逆の足を移動させていき、それと同時にあげていたかかとを下げていきます。かかとが地面につくと同時に、さきほど、地面に接着していた反対の足のかかとを地面から離し、あげていきます。この流れを左右の足交互に行っていくのがカオの足のステップです。
その足のステップに加えて、一緒に腰も動かします。先ほど体重の移動に合わせて足を動かしたように、腰も体重の移動に合わせて、無限大∞の字(8の字)を書くように滑らかに動かします。
この足と腰の動きがカオのステップの動きとなります。カオは基本のステップとなります。この基本のステップは、他のステップやステップを応用していくうえでも大切な動きとなります。