フラ・カヒコの衣装

沿って | 2020年5月1日

華やかでデザインも自由なムームーパウスカートを着て踊る現代的なフラ・アウアナとは異なり、神や王に捧げられた伝統的なフラ・カヒコの衣装は地味で堅実な印象です。踊りなので、踊る時は化粧を落とさなくてはいけませんし、貴金属などの装飾品も身につけてはいけません。神に捧げる踊りにふさわしい精霊の力(マナ)を宿す自然の植物をまとうことが基本です。

ティーリーフスカート

定番とされるのはティーリーフスカートです。ティー(Ti)とはハワイに多く自生している植物で長細い葉で魔除けの力を持つ神聖な植物とされています。かつてハワイの神様であるロノやフラの神様と信仰されているラカに捧げられた植物でもあります。キー(Ki)やイー(Lei)と呼ばれることもあります。そんなティーリーフを100から200枚ほど集めてスカートにしたものがティーリーフスカートです。神聖な儀式にふさわしい、神の力を宿したアイテムです。

手作りのティーリーフスカート

日本ではティーリーフスカートを自分で作ることは難しいかと思いますが、最近では本物にそっくりなティーリーフスカートを通販サイトで購入することも可能です。ナイロン製のものが多く、植物ではないので本物仕様ではないのですが、長持ちするというメリットもあります。

自分で頑張ってティーリーススカートを作りたい場合は、まず花屋さんや市場などでティーの葉を購入します。必要な枚数はウエストのサイズにもよりますが28インチの人だと120枚くらいが目安です。そして買ってきたティーリーフの全ての葉の芯を抜き、茎の部分を薄く削っていきます。そうして下準備ができた葉を太めのロープに緑色のひもで結んでいきます。床に置いて葉の長さを揃え、全体に均一に水を吹きかけ、パレオで巻いた上から更にビニールで巻き、冷蔵庫で保管します。約一ヶ月程度は保存できます。

慣れれば1時間程度で作れるそうですが、初心者には大量の葉を目の前にすると気が遠くなるような作業に思えるかもしれません。でも自分で作った本物のティーリーフでカヒコを踊れば、より神聖な気持ちになり、神事にふさわしい厳粛な雰囲気を醸し出せるはずです。

トップス

ではトップスにはどんなものが適しているのでしょうか?かつてフラ・カヒコは男性が上半身裸の状態で踊っていました。なので、できるだけ裸の色に近い暗めの黄色や土のような茶色やシンプルな白などのTシャツやパウブラウスなどが適しています。ハワイの女性ではココナッツの身から作ったココナッツブラを身につけて踊る方も少なくありません。フラ・カヒコではマナと言われる自然の力を引き出すため、自分の手で作ることが大切という考え方があります。

ティーリーフスカート以外にも、植物を材料としたレイを自分で作って身につけることでよりマナの力の恩恵を得ることができると考えられています。レイに使われる植物としてはティーリーフだけでなくシダの葉などもポピュラーです。レイクペエという手足用のレイは手足、手首とで同じ種類の植物を身につけることが原則です。

正式なレイの付け方の順番は下からつけていきます。足→手→首→頭の順がベストです。そうすることで大地のマナを取り込みやすくします。レイを付ける時には大地に感謝し、自然の恵みを讃えて「Ke Lei Maila」を詠います。自然に感謝して植物の力を感じながら心を込めて踊ることが大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です